原発の現実2011/04/08 01:16

原発は最高の技術で作られていると思っている私たちに、びっくりするような「真実」を明かしているのが、平井さんのお話でした。
原発の現場で実際に働いた人ならではの内容に、言葉もありません。

原発の廃止については、既に多くの方のブログで「炎上」が起こっているようですが、もちろんそれはこれが命にかかわる重大な問題だからでしょう。

数字の羅列と専門用語に辟易している方にも読んで頂きたい内容なので、
その目次と共に再掲します。

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原発がどんなものか知ってほしい(全)

私は原発反対運動家ではありません

 私は原発反対運動家ではありません。二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。

    1.私は原発反対運動家ではありません
    2.「安全」は机上の話
    3.素人が造る原発
    4.名ばかりの検査・検査官
    5.いいかげんな原発の耐震設計
    6.定期点検工事も素人が
    7.放射能垂れ流しの海
    8.内部被爆が一番怖い
    9.普通の職場環境とは全く違う
    10.「絶対安全」だと5時間の洗脳教育
    11.だれが助けるのか
    12.びっくりした美浜原発細管破断事故!
    13.もんじゅの大事故
    14.日本のプルトニウムがフランスの核兵器に?
    15.日本には途中でやめる勇気がない
    16.廃炉も解体も出来ない原発
    17.「閉鎖」して、監視・管理
    18.どうしようもない放射性廃棄物
    19.住民の被曝と恐ろしい差別
    20.私、子供生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。
    21.原発がある限り、安心できない

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    読んでみたい方はこちらから。
    http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

なぜ反原発か2011/04/08 22:43

今避難している方々、そして様々な形での放射能汚染の危険をひしひしと感じている首都圏の人たちにとっては、「原発は要らない!」はもう理屈を越えての切実な想いだと思います。
節電にも協力するから、とにかくこれ以上の危険を避けたいと思う人がほとんどでしょう。
しかし、「原発が約3割の需要を賄っている事実を考えると、いまいきなり止めることは机上の空論だ!」という反発も聞かれます。あるいは、「止めてほしいけど、今の電気で楽をしている生活をいきなり奪われるのも・・・」と気持ちが揺れている人もいるでしょう。
(しっかり耐震工事をしてしっかり管理すれば、やっぱり原発で発電すべきだ!という意見もあるかもしれませんし。)

しかし、原発は本当に不可欠な「必要悪」なのでしょうか。

原発を運転し続け、電力をそれに依存すると、沢山の予備・微調整用の火力・水力発電所が必要であり、逆に、今はそれらが「休眠」しているので、それらを動かせば、電力不足はほぼ解消できるのです。
温暖化防止という観点からは問題がありますが、その不足を遥かに危険な原発でまかなうよりはずっとましなはずです。
時間をかけて他のより安全な発電方法に切り替えていけばよいのです。そうすれば、東電が行ったようなめちゃくちゃな計画停電は不要です。

なぜ『脱原発か』については、原子力資料研究室のHPの中の以下の箇所を読むと分かります。それほど長くないので一読をお勧めします。
http://cnic.jp/modules/about/article.php?id=15

それから、4月10日に、東海地震の想定震源地にある浜岡原発を今すぐ止めようというデモが東京で行われるそうです。
http://cnic.jp/files/event/20110410hamaoka.pdf
浜岡原発すぐ止めて! 4・10東京―市民集会&デモ
~切迫する東海地震・放射能は首都圏直撃・止めても大余裕の中部電力~

2011年4月10日(日)  場所 芝公園 23号地
   (都営地下鉄三田線御成門駅下車 徒歩5分)

集合 12時45分 ・集会開始 午後1時  ・デモ出発 午後2時

デモコース/経済産業省別館前・中部電力東京支社前・東電本社前・銀座数寄屋橋交差点(ソニービル前)を通り、常磐橋公園で流れ解散(東京駅の先)
雨天決行 参加費無料 

*これとは別に、ネット上でも様々な「原発を止めよう」という署名活動が行われています。

また、地方選挙の際に、原発に関する公約をよく読んで選ぶことも大切だと思います。