高尾の花 渋い脇役編2012/08/06 19:41

サウナに入る位の覚悟で、また高尾をお散歩してきました。
先週とまた違う花が咲いています。

アップで見ると、小さな花もしっかり自己主張していることに驚かされます。
ルーペ片手にカタツムリのようにゆっくり歩くのも、結構楽しいです。
(実は全員、仕事の疲れでヘロヘロなのに、出てきて下さったことに感謝!)
日陰沢の入り口から数百mに1時間位かかったかもしれません(笑)。

渋い花のトップバッターは
ヤブミョウガです。

花のアップ↓

綺麗な紫は、ヒメヤブラン。

水辺に咲いていた、ミゾホウズキ。(溝酸漿)

さて、微細な花では、ヤマイモの仲間、オニドコロ。
葉はハート形で、これは雄花です。

色が綺麗なのはヌスビトハギ。
葉も花も、小さいけれどやっぱり萩です!

この小さな花が受粉すると、驚くほど大きな実になります。
これが、衣服にくっつくのです。

形の面白さでは、ノブキ(野蕗)も負けていません。
地味~な小さな花なのですが・・・

だんだん変身していきます!

もう少し経つと、面白い形の実になります。
日陰沢に沢山咲いていますから、是非ルーペでご覧下さい。

さて、三角形の葉の形が特徴の、もっと小さな花、
ミヤマタニソバ(深山谷蕎麦)。

アップに成功しました!

更にアップに挑戦したのは、ミズヒキ。
何とかわいい花でしょう!!
本当に紅白ですね。

さて、また地味路線に戻って、ヤブコウジです。
この時期に花が咲くのですね。
薄い斑点があって、味のある花です。




タマアジサイ、咲き始めです。
くす玉が割れるように、中から藤色の花が飛び出します。

今日は綺麗なオカトラノオに会えました。


初めて見ました。
フジカンゾウのようです。

ウバユリ、良く見ると結構グロテスクです。

花弁が不思議な切れ込み方ですね。

さて、「赤い実を黒マジックで塗ったのは誰!?」と言いたくなるような独特の色合いは、トチバニンジン。
特に、実がこのように黒くなるのはソウシシヨウニンジン実(想思子様人参)というそうです。
思わず、「植物界の草間弥生!」と言ったらウケました(笑)。

では、締めはやっぱりこの花で。


晩夏の花2012/08/27 21:17

御岳(みたけ)山にレンゲショウマを見に行ってきました。
大変な人出でしたが、花も見頃で綺麗でした。




復路は丹三郎尾根を下りましたが、秋の花が咲き始めていました。
オトコエシ(男郎花)

ツルリンドウ

他に、マルバノホロシ、トチバニンジン、カシワバハグマなども
咲き始めていました。

稜線の涼しい風に吹かれて、天然のクーラーの下、の~んびり過ごしてきました。