ハングルが読めなくても、北漢山へ行こう!2013/10/23 21:41

韓国は近いし、ソウルなら行ったことがある、と言う方。
是非ソウルの北漢山に行ってみましょう。

コースの画像はこのブログの「北漢山」で、
http://flora.asablo.jp/blog/2013/10/23/7020734
登山記事はHPでご確認ください。
http://www.ne.jp/asahi/piano/yama/Pukkansan
まず、ビブラムソールなどのしっかりした靴底の登山靴で行ってください。
次に、韓国語は読めない・話せない方を対象とします。
私が行ったコース(最短で最高峰 白雲台[ペグンデ]に登るルート)に限定します。

①市内から地下鉄でスユ駅へ。
地下鉄4号線(案内図では水色)の、414番(番号で確認できますよ)
水踰(スユ)駅で下車します。
ハングルでは「スユ」は 수유 、「駅」は역です。

地下鉄は、行き先によってホーム出入り口が違うので、乗る前に良く確認して下さい。改札口前の柱などに、行く方向の駅が複数書いてあるので、文字からチェックして見てください。
地下鉄の路線図は予め市内の案内所でもらうか、ガイドブック等を利用します。乗る駅から見て進行方向の隣の駅のハングル表記と照らし合わせると確実です。

②タクシーで登山口へ。
地上に出て適当にタクシーを拾います。赤い文字( 빈차 )が空車です。
手を水平に伸ばして上げるのが合図です。自動ドアではないので、自分で開けて、降りたら閉めてくださいね。
(駅から市バスでウイドンまで行く方法もあります。ここでは登山口に直接入るのでタクシーを利用します。)
ウイドン(牛耳洞 우이동)からさらに先に入ってもらい、トソンサと言うお寺の近くまで利用します。
トソンサを知らない運転手も多いのですが、ナビで検索してくれるので、文字を見せれば大丈夫です。念のため、北漢山の、と付け加えます。

「北漢山に行きたいです。トソンサまで行ってください。」

북한산 에 가고 싶어요. 도선사 까지 가 주세요.

ちなみに、タクシー料金は6000Wでした。今はウォン高なので、600円弱です。
・・・利用しない手はありませんね。(笑)

なお、ソウル市内から直接行っても、日本円で2000円程度らしいので、その手もあります。
日本語が通じる高級ホテルにお泊まりの方は、フロントでタクシーを呼んでもらい、さらに、トソンサに行くよう、運転手に伝えてもらうのが一番楽ですね。

③降りるところが問題です。
実は、トソンサの少し手前の石仏のある広場で降ろしてもらいます。
前の座席に座り、次のような石仏のある景色が見えたら、「ここで降ります」と指示します。(周回路を取るなら、トソンサからでも登れます。)
また、トソンサには、ここから松葉のような急角度で左折して少し狭い坂道に入るので、誰でもここだと気付くはずです。大丈夫です。

↑この広場で降りてください。

「ここです。」  여기에요.
これは言葉で言わなければいけませんね。
大きな声で、ヨギエヨ。と言います。ドレミで音程をつければ、ド・ミ・ド・ド のような感じです。ヨギエヨ!・・・言えましたか。 
ヨギ、ヨギ、(ここ、ここ)と大声で言っても通じます。必ず後ろが高いイントネーションでお願いします。

降りるときは「ありがとう」をお忘れなく。
カムサハムニダ、でOKです。気持ちで通じますから!
(運転手より年上の方なら、コマウォヨ、でもOKです。)

④この奥に登山口があります。あとは私のブログ「北漢山」で確認して下さい。

⑤帰路
ウイドンまで歩いて戻れば確実ですし、少し待っていればタクシーが来るかもしれません。
売店のおばさんに呼んでもらう手もありますね。
以下のどれかをご利用ください。

「タクシーを呼んでもらえますか。」
택시를 불러 주실 수 있습니까 ?
 (丁寧な表現にしてあります。)

「スユ駅まで行ってください。」
스유역까지 가 주세요.

「ここへ行ってください。」(お泊まりのホテルまで。ホテルカードを見せつつ、言ってください。)
여기에 가 주세요.

⑥山の中での地名対照表
北漢山は、북한산 プッカンサン (Pukkan_san)と言う発音ですが、
「北漢」を Bukhan と表記します。

<登頂までの標識で見るハングル>
下の図の番号と一致させました。
①.백운탐방지원센터      白雲探訪支援センター (登山口)
(赤い字の 현위치 は「現在地」です。) 
②.하루제           ハルジェ(途中の地名です)
3.인수대피소    仁寿待避所(警察官がいます)
4.백운대피소    白雲待避所(トイレ・売店があります)
5.위문              衛門 (山頂への分岐の石門)
⑥.백운대     ペグンデ  白雲台  *目的地です。
 
7.도선사     トソンサ (お寺があります。)

인수봉  インスボン 仁寿峰
만경대  マンギョンデ 万景台
★実際に○で囲んだ番号①,②,⑥が判れば問題ありません。

↓★クリックで拡大してご覧ください。


⑦標柱に書いてある内容をチェックしてみましょう
左側では、
↑白雲探訪支援センター 0.6km
 北漢
21-01
↓白雲台 1.5km

が読めましたか?
右面の一番上の黒い文字は、「現在地 番号」です。
その下が赤で 北漢 21-01
さらに赤く 標高460m となっています。
(私もやっとここまで読めるようになりました。(笑))

山の中では、アンニョンハセヨ とあいさつして見てください。

⑧その他
★タクシーについて
 ご存じの通り、タクシーには主に3種類あります。
黒色の模範タクシー、オレンジ色の外国人向けタクシー、銀色の一般タクシーです。
深夜の女性一人乗りでもなければ一般タクシーでOKと思っています(私たちはいつもそうです)が、不安な方は黒かオレンジをお勧めします。
タクシーについては「ソウルナビ」などのサイトでご確認ください。
http://www.seoulnavi.com/miru/932/

★交通機関で使う韓国語
コネストなどでご確認ください。
http://www.konest.com/contents/study_korean_detail.html?id=1790

★地下鉄駅のコインロッカーは時間制のようで、結構高かったです。
できればお泊まりのホテルに預かってもらってください。

では、少し頑張って、是非 北漢山(プッカンサン)に登ってみてください!

北漢山2013/10/23 23:00

ソウル近郊の北漢山に行ってきました。
登山口へのアクセス、タクシーの利用方、ハングルの読み方や地図の詳細は このブログの1つ前、「ハングルが読めなくても、北漢山へ行こう!」でご確認ください。
http://flora.asablo.jp/blog/2013/10/23/7020711

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登山口は牛耳洞(우이동 ウイドン)から更に奥まで進んだトソンサの入り口近くの登山口になります。
このロータリーの奥に国立公園入り口(登山口)の門があります。

入口の門です。
白雲台(ペグンデ)へ行く道 と書いてあります。↓

案内図の、赤字が現在地(You are here.)です。
この地図の番号1~6を使って説明します。
↓クリックで拡大して下さい。

こんな道を歩いていきます。トイレも随所にあります。

このルートは21番。21-1,21-2のように進みます。
このルートの出発点が上の地図上の①、ゴールは白雲台⑥です。
片道2.1kmですね。

分岐のある(하루제)ハルジェ②に着きました。
休憩出来る場所があります。



ここを過ぎるとインスボン(仁寿峰)が現れる絶好の撮影ポイントがあります。

次の目印は③の인수대피소    仁寿待避所 です。(警察官がいるようです。壁には、ハングルで、仁寿待避所 警察山岳救助隊 とありました。)
(振り返ってみた構図です。)

少し先に立派なトイレがあります。

あとは山頂を目指すのみ。

標識の一番上、右が目的地 白雲台(백운대)です。
この文字を辿れば問題なく到着できます。
ちなみに、右側の下は(地図の3番)인수대피소    仁寿待避所0.05km
左は (地図の7番)トソンサ(道詵寺)1.2kmと、
地図の①番、백운탐방지원센터   白雲探訪支援センター (登山口)0.6km
です。
長い階段をのぼりつめるとソウル市内が見えてきます。

次のポイント(地図の4) 백운대피소   白雲待避所(白雲山荘)です。
トイレ・売店があります。

中に売店があります。軽食も。

ここからもう少しですが、ちょっとした難所が続きます。



いよいよ稜線になります。石門が見えてきました。
地図の5番、위문  ( 衛門)です。 
ここを右に折れて山頂へ向かいます。復元した城壁のようです。
また階段があります。
後は岩場ですが、滑りにくく、花崗岩だと思います。ただし、濡れたら油断禁物! 一気に高度を上げていきます。




ステップが刻んである個所もありました。

山頂が見えました!

素晴らしい景色です。

でも、山頂は狭いので、長居は無用です。
下りこそくれぐれも慎重に! 一部の岩場は滑りました。

必ず靴底の滑らないしっかりした登山靴で行ってください。
人気の山なので、石門から山頂まで長蛇の列が続く日もあるようです。
朝早く出ること、平日が狙い目です。

では北漢山、是非トライしてみてくださいね。