富士山お中道2016/07/25 00:13

お天気に恵まれ、涼しくて楽なコースを歩いてきました。
大月から「富士山五合目切符」3620円を利用し、バスで富士山へ。
五合目の手前、「御庭」で降ります。
立派なトイレ舎や駐車スペースがあります。ただし、この期間はマイカー規制で一般車は入れません。

<click! の文字のある画像は拡大できます。>




すぐに花がお出迎え。

最初は石畳の静かな道を歩きます。


ほぼ全行程で見られた、オノエイタドリ(尾上虎丈)。
白から赤まで見事です。


赤いのはメイゲツソウと呼ばれるとか。

日当たりのよい場所では、大群落を作っています。




ハクサン・シャクナゲも見事です。


時折富士山が顔を覗かせるようになると、少し登りはじめます。少し息が上がる気がするのはやっぱり標高が高いせいでしょう。


青空と富士山がお出迎え!


廃屋はお中道(五合目から大沢崩れまでの道)との出合いあたり。
大きな富士山をアップでどうぞ!


お中道へ向かいます。
途中、砂礫地にロープが張ってあり、コマクサの保護と、あとは雪崩による崩落があって危険という表示でした。
が、その先のお中道の石畳の道には特にロープや禁止の掲示もなく、迷ったものの、危険のないところまで行ってみることにしました。

↑ クリックで拡大します。

分岐は分かりにくいかもしれません。「大沢崩れ」という木柱があり、そこを左に入ります。
なお、帰りに確認したのですが、そのまま直進すると林道は途中に車止めがあり、その少し先の小さな枝道を左に上がっていくとお中道に合流します。

最初はかなり狭く踏み跡程度なので、初心者は林道経由の方がいいかもしれません。暫くは静かな森を歩きます。



苔生した静かな道です。鳥の声が響きます。
林床の植物は地味ですが、立派なランです。

ミヤマフタバラン

花はこんな感じです。カナダにも同種がありました。

緑色のもありました。

面白い形ですね。

実は、うじゃうじゃという形容詞がぴったりなほど、あちこちに群生していました。(^-^;

久しぶりにキソチドリにも会えました。


その後、2組のパーティーとすれ違い、滑沢(なめさわ)に崩落があって、その先はいけないので引き返してきたとのことでした。
標識の意味はこれだったようです。一応そこまで行ってみました。

ガスがかかってきたので、崩落地点の確認はしませんでしたが、明らかにこの沢だと分かりましたので、そこで昼食にして、あとは引き返しました。

帰りは速いこと!途中で林道に降り、朝の廃屋地点まで30分で戻り、あとは五合目を目指しました。
ここからは日当たりのよい砂礫地、花も変わります。


レンゲのようなムラサキ・モメンヅル

タイツリオオギ

フジハタザオ

これも久しぶり、ミヤマオトコヨモギ

日陰には、イチヤクソウ。


花が片側に寄るのはコ(小)イチヤクソウ。


白花では、ほかにコバノ(小葉の)イチヤクソウもありました。
ベニバナイチヤクソウは群落を作っていましたが、花はほぼ終わりでした。

平坦な道を進むと五合目に出ます。ここにもお中道の標識があります。


五合目の喧騒に引き戻されました。


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