GWの出会い2018/05/07 13:15

花を求めて高尾山系を縦横に歩き回りました。
初めての花を教えて頂くこともでき、情報交換してきました。
また、交雑種も多いことに気づかされます。

目立つ場所にたくさん咲いているこの花。


昨年から気になっていたのですが、やはりこれはホウチャクチゴユリだろうと思います。ホウチャクソウとチゴユリの交雑種で、最初に高尾山で見つかったそうです。
ホウチャクソウの姿に大き目のチゴユリの花がついています。

次はお初の花、ワニグチソウ。まだ蕾のようです。

教えて頂かなければ通り過ぎていました。
で、同じ場所に咲いていたこの花。どうやらこれも交雑種のようです。

花はワニグチソウ! で、お相手は??
候補はアマドコロ↓

かと思いきや、植物図鑑によると、ミヤマナルコユリとワニグチソウの交雑種で、
タカオワニグチソウというのがあるそうですが、ちょっとわかりません。

ミヤマナルコユリは、このように左右交互に花が垂れ下がります。

本当に面白いですね!
面白いついでに、私の好きなナツトウダイ、ごろんと実をつけていました。

さて、長年探し続けてやっと開花期に出会えたこの花。早起きして出かけ、周囲に誰もいないことを確かめ、そっと逢いに行ったのです。(まあ本当は入ってはいけない場所と言えますが・・・。(^-^; )

GW前半には咲き始めの美しい姿でした。


株は2つ以上あるようでした。


花のこの形を鈴虫に見立てています。

蕾が全て開いたらどんなに綺麗だろうかと思い、GW後半に再訪しました。
そうしたら、何と!


花がない?? え?!
こんな無残な姿になっていました。

これは、人が千切ったものです。
他人に見せたくないのか、はたまた勝手な理屈で目立たないように花を取ったのか、それは分かりませんが、常軌を逸した蛮行には間違いありません。

どうやら高尾には有名な千切り魔がいるそうです。他の花も被害に遭っているようですから、多分同一犯でしょう。
何てことを!

その日は一日嫌な気分でした。希少な植物の保護の在り方も考えさせられる日でした。自戒を込めて。

コメント

_ 尾形 ― 2018/05/27 19:20

ご無沙汰しております
何年か前、こちらのホームページブログを参考にさせていただいてソラク山に行けたものです。
この度、やっと智異山縦走が出来たのでお礼と報告させていただきます。
中山里から入り山小屋2泊でソムサンジェに抜けました。
皆様に親切にしていただきピンクの智異山を堪能しました。
中山里ではネットでは宿がわからないので普州に泊まり2番バスで登山口に向かいました。朝は雨模様でしたが、後はどんどん良い天気になり日に焼けました。燃料は飛行機にガスを持ち込めないのでエスビットという固形燃料にしました。

私も高尾山、というよりは小仏城山辺り?を良くうろうろしています。
タカオヒゴタイの蕾を見た翌週開花を楽しみにいったら、株ごとなかった事が2回程ありました。
昨日はセッコクが見事でした。

_ Reiko ― 2018/05/29 00:07

縦走されたのですか!良かったですね。
わざわざご丁寧に有難うございます。
高尾はきっとすれ違っていますね。タカオヒゴタイ、私は見落として通過してしまいました・・・。(^-^;
この週末は別の場所にいたので、イナモリソウ、ムヨウランなどはまた来年です・・・。

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