ペシャワール会 中村哲医師2019/12/04 16:33

現地で長年にわたり献身的な医療活動と、灌漑施設の整備に人生を捧げてこられた、ペシャワール会の代表 中村医師の乗った車が銃撃を受け、先生も撃たれ、運転手他の方が亡くなったというニュースを知って、いてもたってもいられない気持ちです。
情報が錯綜しているので分かりませんが、目下、ペシャワール会の発表では先生は集中治療室にいるものの、命に別状はないとのことですが、心配でなりません。
私もかなり昔から会員で、先生のような素晴らしい方こそノーベル平和賞にふさわしいと常々思っているのですが、年々悪化する現地状況を会報で知っているだけに、驚くとともに、怒りが込み上げてきます。

まず、どれだけ素晴らしい活動を続けてこられたか、知って頂きたいですね。


そして、まさかと思いますが、また馬鹿げた「自己責任」論で先生を非難するような愚かな行為に及ぶ人がいないことを願います。

亡くなった方々のご冥福をお祈りし、先生の1日も早いご回復を心からお祈りするとともに、
この上なく不幸な出来事でしたが、これによって長年のペシャワール会の活動知り、支援の輪が広がるならば、亡くなった方々へとそのご家族への僅かでも救いとなると思います。

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ああ、何ということでしょう。
今、先生の死亡のニュースを知りました。こんなに悲しいことはありません。
タリバンですら声明を発表するほど現地に根を下ろして働いていらした先生。
何という損失でしょう!
アフガンの人々にとっても、私たち日本人にとっても。
どれだけ偉大な方か、読んでください。


ペシャワール会 中村哲代表のご逝去2019/12/04 23:35

第一報からずっと胸騒ぎがして、続報を気にしていたところへ、一番辛い事実が伝わってきました。いまだに動揺し、深い悲しみをとどめることができません。
中村先生のお名前をニュースで初めて知った方も、きっとその扱いの大きさに驚かれたのではないでしょうか。

少し検索すれば中村先生に関する沢山の業績に触れることができますが、一言で言えば、アフガニスタンの全ての人にとってかけがえの無い方でした。アフガンの方々はどんなにか驚き、深い悲しみに包まれていることか。そして、中村先生のお陰で、アフガニスタンでどれだけ親日的な人が増えたことでしょう。
本当にノーベル平和賞に値する方と思ってきました。

私はもう20年近くペシャワール会の会員です。会報をはいつも厚く、現地の様子、水路建設に関してはその計画や進捗状況、そして作業に当たる現地の人々の声、砂漠がまさに緑の大地に変わっていく様子を詳細に伝えていました。

そこに書かれた中村先生の言葉は一つ一つがずっしりと重く、言葉だけではない、行動を伴った力の籠もったものでした。特に平和とは何か、幸せとは何か、それを熱意と行動によって実践している方でした。

今回の銃撃は本当に許せない卑劣な行動です。その衝撃は計り知れません。

しかし、今私が感じるのは、
恐らく、銃撃した者も貧しいアフガンやパキスタンの人で、誤った思想と使命感に駆られたのではないか、ということです。
ある意味で彼らも被害者です。

先進国は武装勢力の掃討といって攻撃しますが、そこにいるのは非人間的なテロリストではなく、国家間の覇権争いや旱魃、貧困、差別、そしてその結果として奪われる教育の機会によって、正しい判断や人間らしい暮らしを奪われて、時に間違った道を歩いてしまう、私たちと同じ「人間」なのです。

こんなに悲しいのに、このように考えることが出来るのは、まさに中村先生のお陰と思います。
遠い国での無関係な事件、ではなく、同じ人間として、人間らしい最低限の暮らしさえ許されない人々がいる、という状況は、形を変えて今の日本にもあるのではないでしょうか。

中村先生の沢山の言葉と行動を今こそ知って頂きたいと切に思います。
ああ、それでも悲しくて堪りません。

中村哲先生2019/12/09 13:51

今日ご遺体が福岡に着かれたとのこと。
事件発生からの報道で多くの人が先生の偉業やお人柄や、真の復興支援とは何か、真の平和とは何かを伝えていると思います。

かけがえの無い命が無残に奪われたことに対しては本当に衝撃的で悔しい悲しい気持ちですが、この数日の報道によって、私たちはとても貴重なものを受け取っているはずです。

9条は守ってくれなかったとかいう寝ぼけた的外れの書き込みが散見されたものの、それらを吹き飛ばすのに十分過ぎるほどの、圧倒的な中村先生の生き方に、真っ当な心を持つ人は皆、改めて自身を見直し、人の真心を信じ、大きな影響を受けたのではないでしょうか。

アフガンの人達の最大級の哀悼の意を見るにつけ、中村先生とペシャワール会の活動が、そのまま私たち日本人への感謝として表されることに思い至る時、今もまた世界のどこかで頑張っている他の日本人、いえ全ての人々に感謝し、安全を祈らずにはいられません。

人の真価は亡くなった時に明らかになるようにおもいます。
多額のお金をばら撒くように無駄に使う人がいますが、例え偽善的と言われようが、それをもっと生きた形で使えないのだろうかと思います。

ペシャワール会には立派な現地スタッフが沢山います。きっと彼らが先生の遺志を継いで母国の復興に力を尽くしてくれると信じています。

もしペシャワール会の活動にご関心がありましたら、こちらへお願いいたします。


スターウォーズ Ⅸ2019/12/29 23:50

観てきました。とうとう。
(ネタバレ無しです。安心してお進み下さい。)

まずもって、第1作から実に40年以上にわたる長い長いお話が、大団円を迎えたことに感無量です。まさに私自身も一緒にこの数十年の旅を終えた思いで、エンディングでは落涙しそうになりました。

大きな驚きはまぁ一つくらい。
第1作(Ⅳ)の主人公達が実に歳を取ったなぁと思いつつ、皆さん素敵な老年の姿を見せてくれたのも嬉しいことでした。レイア姫は名実ともに亡くなってしまいましたが、永遠に私たちの中に生き続けることでしょう。

映画の中身は、オールドファンには既視感の強い、多分スターウォーズのビギナーには何コレ?!なキャラクターが出てくるのも、水戸黄門の印籠のようなもので、お約束といつたところ。

やっぱり大きな画面で、そして John Williams の音楽を是非劇場で味わって欲しいですね。

さて、私的には、間を置いて作られた次のepisode1~3は、イマイチでした。特にepi.1は、好きではありません。続編見るのをやめようと思ったほど。進化した技術をひけらかすようで、またキャラクターもちょっと。その点、epi.3は良かったと思います。

さらに間を置いて作られた、最後のこの3部作。これはなかなか秀逸だと思います。ストーリー上、直接繋がっているわけですが、これが無理なく同じようなテイストで作られていて、しかも技術と内容がちゃんと進化しているところが良いですね。

という訳で、私的には、episode4~9が「スターウォーズ」本編で、
episode1~3は「ダースベイダー外伝」といった印象を持ちました。

それにしても監督が変わっているのに、最新の3部作は違和感なく作られていて良かったです。
やはり、私と同じくらいの年代の方には、自分の人生と重ねて見ずにはいられないのではないでしょうか。

あぁ、40余年!!  

皆さんは、いかがでしたか。
是非、劇場でご覧ください。