祝 初戴冠2020/07/16 23:43

とうとう
藤井聡太棋聖が誕生しました。
仕事を挟んで、最初の2時時間くらいと、最後の2時間くらいを見ましたが、AIの見立てではやや苦戦にも見えました。
しかし、直前の王位戦でも素晴らしい追い込みで、見事に勝ちをもぎ取りましたので、もしもAIが劣勢を示したとしても最後まで勝ちを信じて見守るつもりでした。
しかし、その必要もなく、次第に形勢は逆転して優勢となっていき、最後はいつものように、『肉を切らせて骨を断つ』見事な踏み込みと、たとえ1分将棋になっても精度の落ちない、相手玉と自玉の詰みを読み切る桁外れの読みの能力で、渡辺3冠に勝ち切りました。
見事な横綱相撲で最強の棋士を3ー1で倒したのです。

恐らく、すぐに複数冠となるのは間違いありませんが、タイトル獲得の途中で色々感じるものがありました。
どなたかがテレビで話した、これまたどなたかの言葉のようですが、
「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない」
という言葉に我が意を得たりと思いました。その位、渡辺3冠は別格の強さですが、恐らく他の誰よりも、藤井七段の真の力が分かる方でしょう。周囲は色々騒ぎ立てて、ドラマ仕掛けに取り上げますが、いつものことながら、まあ大体は的外れな内容です。

しかし、今日は取るのではないかという予感がしました。
師匠が贈られたお着物のうち、羽織と袴を身につけていたこと(着物も含めた一式は、棋聖戦第2局で着ています。そのあとは、ご自分で揃えたあと2着とのコーディネートで着まわしています)、
あと数日で18歳という17歳としては最後の機会であること、
また、連続で負けることはまずない上、負けたあとは更に強くなること、そして後手番だったことです。
後手番は不利ですが、後手でも強いし、寧ろ相手の戦略を受ける方が負けにくいような気がしていました。

いずれにせよ、とうとうこの日がやってきて、それをリアルタイムで見られる幸せをひしひしと感じています。
8つあるタイトルのうち、「棋聖」が一番似合う気がします。そのストイックな姿勢や圧倒的な力には「聖」の字が一番似つかわしい気がします。
おめでとう🎊㊗️🎉藤井聡太棋聖‼️

さあ、これは伝説の始まりです。
一緒に見届けましょう!

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