小さな声でも2011/09/20 00:36

今日の明治公園でのデモには6万人が参加したそうです。これだけの規模なのに、やはりNHKの7時のニュースでは取り上げませんでしたね。
不偏不党と言いながら、この姿勢には大いに疑問です。一部の民放では取り上げたようですが、どういうコメントが付いたのか気になるところです。

ところで、やはり「脱(/減)原発」といっても一人で声を上げるのはとても勇気が要りますね。正しいと思っての行動でも、その反響を考えると一瞬ためらってしまいます。
でも何か意思表示をしたいな、という時に、こんなものはどうでしょう?
私はWWFのパンダショップでリボン・マグネットを買いました。車につけて走っていますが、玄関ドアの内側でも十分だと思っています。
かわいいし、自然エネルギーを使いましょう、という主張ですから、割と抵抗感なく使えると思います。良かったら覗いてみてください。
WWF『パンダショップ』のリボンマグネット

それから、こんなポスターも公開されています。これらを見ると、少し勇気が湧いてきます。同じ志の人は沢山いるのだな、と。
小さい声でいいから、上げ続けていこうと思っています。 脱原発ポスター
ダウンロードも使用もOKだそうです。(インコの画像もこちらからいただきました。)
小さな声でも、声を上げることに意味があると思っています。ほんの少し勇気を出して、ちょっと頑張ってみませんか。

八ヶ岳の秋2011/09/25 21:22

秋の澄んだ空の下で、大展望を楽しみました。
是非クリックして大きな画像でお楽しみください。

駐車場のある観音平から登り始めます。
お散歩気分で歩ける、最初の展望台からの景色は、南アルプスです。

画面のちょうど真ん中の三角形の山は、甲斐駒ヶ岳、その左の綺麗な参画は北岳です。

このあとは、次第に山道が険しくなって、大岩がゴロゴロした急登が延々と続きます。

しかし、山頂では素晴らしい展望が待っています。

左から、阿弥陀岳、間の平らな山は横岳、それからまた尖った三角は赤岳、その隣はギボシ(2つ重なっています)、最後のややなだらかに見える頂上が権現岳です。

ここから下りると青い屋根の青年小屋です。カラフルなテントも見えますね。
はっきり見えるピークは、左がキボシ、右が権現岳で、ギボシの左後ろにうっすらと赤岳が見えます。

でも最後は大岩の間を縫って降りなければなりません。
人の大きさと比べてみて下さい。

もう雪がちらついたり、前日には雹が降ったそうですが、秋の連休は高い山では冬の始まり。安易な装備は遭難の元です。
危ないなと言う人を沢山見かけました・・・。

翌日も素晴らしい天気でした。
西岳への手前から。マツムシソウも咲いていました。山並は南アルプスです。

山頂からの大展望。
まずは、編笠岳と、富士山です。

勿論、振り返ればギボシ、権現岳や赤岳がそびえています。

それから目を転じると、雲に浮かぶ南アルプス。

次いで、中央アルプス。この夏歩いた山並みです。
右から3分の1辺りの尖った峰が、木曽駒ヶ岳や宝剣岳、左に向かって空木岳、多分左の3分の1辺りが南駒ケ岳でしょうか・・・。

ちょっと樹林に邪魔されるのですが、槍ヶ岳や大キレット、穂高連峰も。

降りてくると綺麗な赤い実が目立ちます。
何の木でしょうか。

北八ツを思わせるような、コケの絨毯も。

素晴らしい景色でした。

さて、おいしいお食事編です。
夕食は暖かくておいしい大皿盛り。
揚げたてのアジフライは勿論、酢の物やトン汁のお味も素晴らしく、是非皆さんも足を運んで食べてください。

これは朝食。このボリューム!
しかも、本当においしいエビシュウマイでした!!

何といってもお酒の好きな方には有名?な青年小屋。軒先に大きな赤ちょうちんが。大きな文字で「遠い飲み屋」です。
スタッフもとても感じがよく、かわいい奥さんと賢そうな息子さんが印象的でした。
お世話になりました!

亀ちゃんが猿之助に!2011/09/27 22:19

このブログには歌舞伎の話題は初めてですが、この際、載せちゃいます(笑)。
今日公表された(私にとっては)ビッグニュースです。

*************************************************************
「六月大歌舞伎」で、亀治郎の曽祖父の初代市川猿翁、祖父の三代目段四郎の五十回忌追善興行を行うが、その際、
亀治郎は四代目 市川猿之助を、
猿之助は二代目 市川猿翁(えんおう)を、
さらに
当代猿之助長男で俳優の香川照之が九代目市川中車(ちゅうしゃ)を、
その長男の政明(7)が五代目市川団子(だんこ)として初舞台を踏む。
*************************************************************
まず、メインは『亀治郎の四代目猿之助襲名』です。
(けっして従兄の「中車」襲名ではないですよ。スポーツ紙などには「香川照之の襲名の公演には『亀治郎も』出演する」なんていう記事まであって唖然でしたが。)
市川猿之助は今闘病中で、歌舞伎には出ていません。この2,3年、亀治郎は意欲的に猿之助の練り上げた演目を毎回取り上げてきました。歌舞伎の家柄としては決して主流ではないものの、独自の地位を築いてきたのが猿之助です。

最も有名なのはいわゆるスーパー歌舞伎です。勿論、亀ちゃんはこの猿之助の一座で修行を続けてきましたが、ある時、ここを離れ、自分の力で歩いていこうとしました。それが自主公演『亀治郎の会』に繋がり、今年が9回目、もともと来年の第10回で打ち止めと言う話でした。

歌舞伎では、猿之助(伯父)、段四郎(父)、亀治郎が澤瀉屋(おもだかや)の現役歌舞伎俳優です。市川右近、笑三郎、春猿などは一門ですが、歌舞伎の家柄の生まれではありません。彼らは猿之助のもとで技を磨いてきました。
ですから、亀ちゃんが澤瀉屋を継ぐ唯一の後継者であることは自他共に認める事実ですが、猿之助の名前を継ぐのはもう少し先かなと思っていました。

香川照之は猿之助の一人息子ですが、幼くして両親が離婚したので猿之助や歌舞伎とは無縁のままでした。従弟である亀ちゃんと大人になって初めて会ったのは、お墓参りの時偶然に、だったそうです。
が、亀ちゃんが大河ドラマ「風林火山」で武田信玄を演じる際、従兄であり、テレビ界の先輩として非常によく面倒を見、それ以来親戚付き合いが続いているそうです。

テレビの報道で細切れに見ただけですが、香川照之にはあれほど深い、歌舞伎への想いがあったとは驚きでした。逆に言えば、それほど猿之助の業績は大きく、その名前は重いということです。
市川団十郎家のように、歌舞伎の大本流の家ではありませんから、必ずしも名前は世襲でなくてもかまいません。歌舞伎界には養子・芸養子も多いですが、猿之助の名前に関しては、誰が見ても今、亀ちゃん以外に継げる人はいません。

香川照之が市川中車(ちゅうしゃ)を継ぐのは、息子に市川団子(だんこ)を名乗らせて歌舞伎界に入れるためのものかなと思いましたが、彼自身にも猿之助の息子として澤瀉屋を守りたいという強い意志があってのことらしいですね。
もし亀ちゃんが結婚しないか、しても男の子が生まれなければ、この甥が「亀治郎」になるのでしょう。でも、その先に猿之助になれるかどうかは実力と人気次第でしょうね。

さて、亀ちゃんと伯父の猿之助との一番の違いは、亀ちゃんは女形が美しく素晴らしいということです。少し前までは若手『女形』とも呼ばれていました。
が、最近の猿之助の演目を継承する舞台を見ていると、体格はともかく、姿も声もそっくりで、立役(男役)としても見栄えがするようになってきました。
もとより踊りのうまさには定評があります。女形の美しさ、ぜひ一度見て頂きたいです!
襲名公演がどんな演目になるのか今から非常に楽しみです。
従兄や甥にとっての初舞台なので、きっと世話物も入りますね。

ニュース報道によれば、
「・・・亀治郎は「本当に突然降ってきた話。伯父の猿之助のたっての希望で私が四代目を継ぐ。市川家の一門として歌舞伎界を盛り上げるために襲名を決意した・・・しかし「亀治郎という名前も捨てがたい。・・・この名前で大河ドラマにも出て名前を大きくして、亀ちゃん亀ちゃんと言われてきた。僕の人生計画では、“市川亀治郎を一生変えません興行”をする予定だった。死ぬ時に、もう1回亀治郎になって死にたい」と言ったとか。
また、「猿之助は神様のような存在。何をやっても、3代目猿之助の枠から出られない。・・・唯一やってないのは女形の大役だと思う。僕は諸先輩方から女形の芸を頂いたので、教わった芸を守って伝えていき、型を破る」と意気込んだ。」
そうなので、女形でもずっと楽しませてくれそうで、ちょっとほっとしました。

『東京公演のほか、2013年1月に大阪・松竹座、3月に名古屋・御園座、6月に九州・博多座、12月に京都・南座で上演される』
そうなので、これは遠征もしなくては!(笑)
南座は勿論、博多座も行ってみたいな~。

亀治郎って誰?と言う方にはこちらをどうぞ。
ちなみに、私は亀ちゃんのファンクラブに入っています。

『市川亀治郎公式サイト』 http://www.kamejiro.info/
歌舞伎俳優名鑑 http://www.kabuki.ne.jp/meikandb/meikan/actor/53
歌舞伎美人 襲名速報
 http://www.kabuki-bito.jp/news/2011/09/post_414.html

女形はこんなに綺麗!
http://www.kamejiro.info/staff/2008/12/post-21.html

ではどうぞご贔屓に!