冬のソウルは博物館日和 その22012/12/18 23:15

さて、最終日は今回のメイン・イベント、国立中央博物館訪問です。
韓国の国威をかけたと言える、大変立派で大規模な、新しい建物です。
国宝も数々揃い、全部見るには丸1日は必要です。

でも、時間のない方は的を絞ってみると良いでしょう。
韓国の歴史ドラマが好きな方は、1階の先史・古代館の新羅あたりから、
青磁などは3階の彫刻・工芸館、
また仏像なら同じく3階の仏教彫刻の展示室です。

入口に各国語の案内員が常駐し、質問に答えてくれますし、日本語のパンフレットもあります。有料ですが音声ガイドも利用できます。

最高気温もマイナスの日、凍る路面を恐る恐る博物館に向かったのでした。
土曜日だったので、子ども連れの家族、小学生と引率の先生が非常に多くて驚きました。


いきなり目を引いたのが・・・

このカエル君だちは、実は縁の下の力持ちなんです(笑)。
お盆の脚でした。
点線で囲みがある部分です。↓

次は、百済(ペクチェ)です。

国宝の香炉ですが、残念ながらレプリカでした。本物は、プヨ(夫餘)の国立博物館にあるそうですが、時々はこちらへ貸し出されるとか。
これは、ドラマ「ソドンヨ(薯童謡)」の最終話に出てきますね。
(7世紀)

これは冠の飾りです。これもソドンヨでおなじみですね。
黄金がまぶしいです。(6世紀)
亡霊のように私の姿が・・・・(笑)。

つぎは新羅(シルラ)です。
ドラマ「善徳女王」の世界ですね。第一話で、眞興(チヌン)王が北漢山で、「ここまで領土を広げた」と言っていますが、この王様が実際に北漢山に建てた巡狩碑です。(555年)

ドラマでも鍵となった言葉ですが、「徳業日新 網羅四方」から「新」と「羅」を取って国名とした・・・という説もあるらしいです。(詳細は不明。)

慶州の古墳から出土したようですが、黄金の王冠とベルト、国宝です。
ドラマでも忠実にこれを再現していますね。5~6世紀のものだそうです。

まばゆい王冠のアップをどうぞ。
勾玉形のヒスイがついています。

イヤリングも勿論黄金。細工も細かいですよ。

「ソヨプ刀」の名はありませんでしたが、こんな小刀も細工が美しいですね。

ついでに、こんな酒令具も実際にあったそうです。(一種のサイコロ)

さて、国宝も数々あれど、日本とのかかわりを深く感じさせるのはこの仏様です。
金銅半跏思惟像 6世紀

手のひらに載るくらいのサイズですが、こちらの仏さま方は、表情がいいですね。こちらも自然と顔がほころびます。
(1628年)

勿論、工芸品の細工は緻密で素晴らしいです。

青磁や白磁など、陶器も国宝揃いです。
私が訪問した期間は、別館で特別展を開催していて、そちらで見ましたが、通常は本館に展示されているようです。




↑台座のウサギさん、かわいいですね!
(高麗 12世紀)

この鳥さんも、表情がいいですね!

それから、本館では、「イ・サン」で活躍したチョン・ヤギョンの特別展もありました。

著作や蔵書などが展示されていました。正祖(チョンジョ = イ・サン )の死後は疎んじられ不遇だったそうです。

見どころ満載ですが、最後にこれを。


もうお分かりですね(笑)。
上面と側面にカエル君です。
この表情がたまりません!(笑)


ソウルにいらしたら、是非一度は足をお運びください。
素晴らしい時間が待っています・・・。
上映される短いビデオもとても分かりやすく、興味深かったです。

詳細はこちらからどうぞ!
http://www.museum.go.kr/main/index/index004.jsp
韓国の歴史と文化、そして日本との深い関係を知らされた充実の一日でした。

ちなみに、フラッシュや三脚を使わなければ、カメラでの撮影は許可されています。入館は無料です。(特別展を除く)