メキシコの旅 その42020/03/31 11:53

帰国して一週間が経ち、ようやく写真の整理もできてきました。
改めて、マヤ文明の素晴らしい遺産に触れる旅だったと感慨を深めています。

重複する画像もありますが、もう一度、イチオシの画像をアップします。
拡大できるものもありますので、宜しければお付き合いください。

国立人類学博物館より。





鳥さん。

ケロさん?

このデザインがたまりません。


一押しのパレンケ PALENQUE 遺跡にて(一般非公開)
ジャングルの中ですね!







あとは、
戦利品シリーズ その2


なかなか英語版が見つからずに探しました。
このガイドブックは秀逸です!

メキシコの旅 余談 その22020/03/31 12:06

今回は、アエロ・メヒコの成田~メキシコシティー直行便です。
14時間余のフライトとなります。お食事だけは残念なお味でした・・・。

国内線も乗りましたが、搭乗口でいきなり "Do you speak English?"と尋ねられて反射的に"Yes."と答えたものの、何だったのか??と思っていると、非常口にある座席だったからでした。
荷物は全て収納させられ、いざという時にはお手伝いを、との理由からのようでした。(因みに連れの友人は、”A little.” と答えたようです。)

メキシコ市内は紫の綺麗な花が咲いていましたが、これがうわさに聞くジャカランタの花だそうです。これもちょっと季節外れだとか。
個人で出歩くことは無かったため、あまり治安の不安は感じませんでした。
ホテルのロビーに大盛りの極楽鳥花に南国を感じました。

初日、2日目のホテルには韓国人の団体さんが来ていて驚きました。このコロナ騒ぎの中、メキシコなんですね~(って、私たちも同類ですが!)
朝のバイキングで、この料理は何かなという様子だったので、国際友好親善で、思わず「牛肉ですよ。」と言うと「まあ、韓国語おじょうずですね!」と返ってきました。「いえいえ、まだまだです」と言うと、「それでも会話を聞き取れる程度じゃないですか。」と褒めて頂きました。

旅の移動は主に大型バスで、ゆったりと楽しめました。
因みに、地方に行って遺跡巡りの際には、道幅が大型バスだと1台分しかなく、両側は原生林のため、道を間違えても方向転換が出来ないので慎重に運転する必要があるそうです。
ガイドさんは、道を間違えたためにグァテマラ国境まで行ってしまったことがあるとか。



地方都市のホテルは中庭があり、気持ちの良い空間が広がっていました。
スペイン統治時代の面影は、ドメニコ会の教会の豪華な装飾に伺えます。
時折オルガンの音色を聞くこともできました。

密林の中にあるというパレンケのロッジ。欧米からも随分来ていました。




食事はオープンエアで、油断すると鳥さんに食べられてしまうので注意してくださいとのこと。
見上げると運よく、赤いコンゴインコのつがいが飛んでいきました。
そんなロッジ、まれにはタランチュラだの野生動物がウロチョロすることもあるとか。
翌早朝。
ん?・・・

何か物音がします。なんとも形容しがたい音(声?)がだんだん大きくなって、数を増していきます。あまりの大音量に、ドアを開けたら目の前に何か猛獣が10匹ぐらいいて吠えている感じ!

ひえ~~!と思って飛び起きてしまいました。

日が昇るころには自然消滅し、安心してドアを開けましたが、みなさん異口同音に「すごい声だったね!!」

どうやら吠え猿の団体が押し寄せていたようです。彼らはジャガーの声をまねているのだとか。
ケニアに行った時ですら、こんな声は聞いたことがなく、得難い体験でした。

旅行は標高の高いところから低地に向かって降りていきます。
最初は昼間は暑くても夕方は涼しくなったものの、3000mの峠越えをしてオアハカに着き、カンクンに向かうにつれて猛烈な暑さと湿度です。
みなさん、「今年は真夏を二度経験することになるのね!」と言うほど。
いやあ、あせもができてしまいました・・・。

意外と気にしていた虫はおらず、拍子抜けでした。


また、チチェンイツアのロッジでは、中庭にはプールがあり、食事もパティオで。
欧米系の方の団体でHappy Birthdayの声が上がり、ちょっと離れた我々も一緒に拍手を送ると、あちらからケーキの余りをもってきてくれました。
「私たちもお祝いの気持ちを伝えに行きましょう!」とTさんに誘われて、手持ちのちょっとした和紙のミニレターセットをもって同行。
まずは、"We are Japanese.”から。
(スーパーで、欧米系の男性が、私の顔を見るなり顔をしかめ、袖口で口を覆って逃げ出したのには唖然としました。う~ん・・・。)

こちらのグループは友好的で、中の一人の若い男性が日本語で返事をしてくれました。よかった、よかった。(^^♪

結局、チチェンイツアの昼間の観光はお預けになりましたが、代わりのエク・バラン遺跡も見ごたえがありましたし、他のグループも集まっていました。

情勢は日々変わり、添乗員さんも現地ガイドさんも寝る間を惜しんで日本とも連絡を取り続け、不安を感じないように配慮が行き届いていました。

どのホテルでもほぼWi-Fiが使えるので、我々もいろいろ情報をチェックしていましたが、本当に薄氷を踏む思いで旅を続けていました。
今回ばかりは幸運に恵まれて、まさに Narrow Escape となりました。

私としてはいろいろな意味で、できれば行きたい旅でしたが、周囲には随分と心配をおかけしました。
また、出発時の状況ではメキシコはまだまだ安全でしたが、途中からアメリカ・ヨーロッパの爆発的な患者数に、メキシコでも学校の閉鎖、都市の閉鎖、イベントの中止を続いていき、成田便も一日おきに間引きとなって、足止めがあってもおかしくない状況でした・・・。

ご心配をおかけしたみなさん、ごめんなさい。m(_ _)m
でもこのように旅を十分堪能してきました。
これを糧に、これからまた頑張って生きて行けそうです。