ピアノ曲の「難しさ」について2021/05/12 17:24

だんだんHPの方の更新も滞ってきましたが、「本家」のトピックも時々こちらに書いていこうかとおもいます。😅

難しいピアノ曲とは?と聞かれたとして、私なら何を挙げるかとうと、当然ながら一言では言えません。
テクニック的に難しいと言えば、アクロバティックな難曲もあれば、物理的に手の大きさが足らない故の難曲もあります。
例えばリストやラフマニノフなどの曲は、自分の大きな手に合わせて書いているので、日本人の女性の大半には大変です。しかし10度(ドから1オクターブ+の)ミまで楽に届く人ならかなり難しさが減るでしょう。例えば、リストの「ラ・カンパネラ」など。(でもまぁ、弾けるか弾けないかと聞かれれば、私でもギリギリ何とかなるレベルですが。)

別の意味でのテクニック的な難しさで言うと、例えばラベルの「夜のガスパール」などは、弾いてみようかなという気に全くなりません。3度のトリルとか、5本の指が完全に独立して思いのままに動かせないと無理で、相当の訓練をしても、音大生でも弾けない人多いのでは?とも思います。不可能ではないにしても、時間と労力と気力を考えると、その時間やエネルギーを他の曲に向ける方が、遥かに健全で生産的な気がします。

これらを除外して考えると、私的には
ショパン、ラベルがテクニック的に難しいです。
次にベートーベンやバッハ、モーツァルトが難しいですね。誤魔化しが効かないので、とても厳しいです。音色や音の粒を揃えること、のような基本的ですが必須の事項の完璧さが無いと曲が成り立たない感じがあります。例えば、バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」など。高校生くらいの時は、地味で映えない(!!)曲だなぁと思っていました。今では、何て難しい、そして普遍の名曲だろうか!と思っていますが。
これらの「難しい」曲は、ひたすら練習あるのみ。でも、時間はかかっても、解決できるレベルとも言えます。

でも、どんな曲も完璧に弾きこなせる人は本当に少ないのです。また、オールラウンド・プレイヤーである必要もないですし。

ここからはプロでも趣味の方でも同じですが、自分に合うもの、しっくりくるもの、弾いていて楽しい・気持ちが晴れるものを探すのが一番と思います。
少しでも自分が弾けるようになると、他の人やピアニストの演奏も、もつと「分かって」きて、聞き方も変わると思います。演奏者の違いで解釈が変わるのも、聞く楽しみの一つですし。

ピアノは80歳になっても弾けます。
私にもまだ時間があるので、もう少し頑張ってみようかな、と思います。