善徳女王 トリビア? ― 2012/03/23 11:42
善徳女王の韓国版DVDを買ってきたのですが、これはハングル+英語字幕の版です。(字幕選択は、「ハングル字幕あり」、「字幕なし」、「英語字幕」の3つです。)
ポニーキャニオン発売の、日本版DVD「ノーカット完全版」のⅧ巻も持っていますので、それとの比較でのお話ですが、
一番気になるのは最終話と、57話のピダム&トンマンの関係で、何か「お宝」映像があるのでは?!ということでした。
結論から言うと、どうやらはっきりしたカット場面はなさそうでした。(ちょっと期待していただけにがっかり?!)
カット場面に期待したのは、日本版のDVDの箱の底の部分に、とても読めないような小さな字で(笑)、「BGMの差し替えと、韓国で放送時の場面の一部がカットされている」旨、明記されているからです。
ノーカット完全版とうたいながら、いかがなものか、と思っていました。
さて、韓国版を50話あたりから見ていて気付いたことは、まず、BGMが大きく異なることです。日本版でも、ハングル字幕版と日本語吹き替え版でBGMが異なりますが、初めて聞くオーケストラによる音楽が多用されています。
大体において、日本語版で、歌が使われている場面が、韓国版ではオケの曲になっていて、大分印象が異なります。
ちなみに、私が気になった、BGMとして入っている「エレキギターが入った、妙に明るい感じの男性の歌」は、どうやらオム・テオン氏(ユシン役)が歌っているようです。韓国で発売されたOST(オリジナル・サントラ版)の特別版?に入っている歌のようです。
それから、ボーナス版ですが、辞書を引きながら何とか判明したタイトルは、
1.俳優たちの最後の撮影現場
(ソファ、チルスク、ソロン、ピダム、トンマン)
2.ミシルの最後の撮影現場
(テレビ番組の取材版??)
3.イ・ヨウォン[トンマン]の・・・(ハングル解読できず・・・涙)
4. NG集
5.善徳女王スペシャル
以上です。
驚いたことに、4のNG集については、殆ど全てがYou Tubeに分割してアップされていました。 ただ、ちょっと確かめた範囲では、ここに入っていた未放映部分(年取ったユシンとコド、イムジョン、その他ファランが登場。)はネット上にはアップされていない模様です。
この場面、結構長いのですが、小道具の扱いでNGが出たため、ここに収録されているようです。残念ながらまだイロハのイも分からない私の韓国語レベルでは内容不明ですが、
・ユシンがお爺さんになっている[=最終話と同じ扮装]
・軍のテント内で、相手の将軍と対話(対決)している
こととストーリーの展開から見て、おそらく「百済を降伏させた」事実の説明だろうと思われます。(ひょっとして「同盟」がどうのこうの、と言っていたかも・・・)
ちょっと知りたかった場面もありました。それは「スペシャル」の方に収められており、画面上部に「62話[最終話]未放送場面」としっかり書いてありました。(ただしハングルで!)
それは、チュンチュとトンマンのシーンで、ラスト直前にアルチョンを呼んで上大等に任命していますが、そのあと辺りに入る予定だったのではないかと思われます。
ベッドの上のトンマンが、チュンチュに話しかけています。どうやら「次の王様は(史実通りに)別の女性に譲り、お前はそのあとで、・・・」とか何とか伝えているようです。(どなたかのブログにその場面の説明がありました。)
で、それは遺志?であり、王命である、と言っているようです。
それを聞いたチュンチュは最後に椅子から立ち上がって「お受けします」と言っています。(アルチョンと同じ。)
このあと、例の崖の場面に行く様子が収められていますが、この場所が知りたいです! ちらっとカメラがその先や周囲を写すのですが、ひょっとしてやっぱり南山のどこかかな?と思いました。崖の先に、例の磨崖仏が見えたような??・・・
とにかく、You Tube 恐るべし、と思いました。(笑)
最後に、英語字幕についてですが、日本語版を(何度も)見て、話の展開が分かっているかたにのみお勧めします。(といっても買えるのは現地か、韓国物品販売のネット上のHPからのみですが。)
というのは、私が言うのもなんですが、誤訳のオンパレードで、さらに英語自体も随分間違っています。一番ひどいのは、主語まで間違っていることです。(複数個所。)
多分、英語圏でDVDを買ってまでこのドラマを見ようという人は多くないでしょうから、翻訳の予算が非常に低かったのではないかと思います。
勿論、文化・歴史の違いから、無理な部分も多々ありますが。
思わず、私が直してあげようか、と突っ込みを入れたくなりましたが、「毒をもった人間(チュンチュのセリフ)」や、「同じ船に載せる(ピダムを巻き込むこと)」など、どう訳すと一番しっくりくるかなあと思いながら見ていたら、やっぱりこれは簡単にはいかないなとつくづく思いました。
そんなことを考えながら、吹き替え・字幕からだけでも、長く密接な、韓国と日本の深い深い関係を痛感しました。日本語と韓国語、これだけ近い言葉はないでしょう。少なくとも私にとっては、漢文的に文字を連ねた場合はともかく、会話や文字を読み書きするという点では、韓国語(ハングル)ほど「楽な」外国語はありません。英語とついつい比較してしまいますが、まるで同じ国の離れた地方同士の「方言」のような近さです。当然といえば当然でしょうけれど・・・。
せっかくの機会なので、4月からのNHKのテキストを定期購読することにしました。ラジオ・テレビで済む範囲でも、きっと随分と役に立つことでしょう。
さて、秋にはまた韓国へGo! (カジャ~!!)
ポニーキャニオン発売の、日本版DVD「ノーカット完全版」のⅧ巻も持っていますので、それとの比較でのお話ですが、
一番気になるのは最終話と、57話のピダム&トンマンの関係で、何か「お宝」映像があるのでは?!ということでした。
結論から言うと、どうやらはっきりしたカット場面はなさそうでした。(ちょっと期待していただけにがっかり?!)
カット場面に期待したのは、日本版のDVDの箱の底の部分に、とても読めないような小さな字で(笑)、「BGMの差し替えと、韓国で放送時の場面の一部がカットされている」旨、明記されているからです。
ノーカット完全版とうたいながら、いかがなものか、と思っていました。
さて、韓国版を50話あたりから見ていて気付いたことは、まず、BGMが大きく異なることです。日本版でも、ハングル字幕版と日本語吹き替え版でBGMが異なりますが、初めて聞くオーケストラによる音楽が多用されています。
大体において、日本語版で、歌が使われている場面が、韓国版ではオケの曲になっていて、大分印象が異なります。
ちなみに、私が気になった、BGMとして入っている「エレキギターが入った、妙に明るい感じの男性の歌」は、どうやらオム・テオン氏(ユシン役)が歌っているようです。韓国で発売されたOST(オリジナル・サントラ版)の特別版?に入っている歌のようです。
それから、ボーナス版ですが、辞書を引きながら何とか判明したタイトルは、
1.俳優たちの最後の撮影現場
(ソファ、チルスク、ソロン、ピダム、トンマン)
2.ミシルの最後の撮影現場
(テレビ番組の取材版??)
3.イ・ヨウォン[トンマン]の・・・(ハングル解読できず・・・涙)
4. NG集
5.善徳女王スペシャル
以上です。
驚いたことに、4のNG集については、殆ど全てがYou Tubeに分割してアップされていました。 ただ、ちょっと確かめた範囲では、ここに入っていた未放映部分(年取ったユシンとコド、イムジョン、その他ファランが登場。)はネット上にはアップされていない模様です。
この場面、結構長いのですが、小道具の扱いでNGが出たため、ここに収録されているようです。残念ながらまだイロハのイも分からない私の韓国語レベルでは内容不明ですが、
・ユシンがお爺さんになっている[=最終話と同じ扮装]
・軍のテント内で、相手の将軍と対話(対決)している
こととストーリーの展開から見て、おそらく「百済を降伏させた」事実の説明だろうと思われます。(ひょっとして「同盟」がどうのこうの、と言っていたかも・・・)
ちょっと知りたかった場面もありました。それは「スペシャル」の方に収められており、画面上部に「62話[最終話]未放送場面」としっかり書いてありました。(ただしハングルで!)
それは、チュンチュとトンマンのシーンで、ラスト直前にアルチョンを呼んで上大等に任命していますが、そのあと辺りに入る予定だったのではないかと思われます。
ベッドの上のトンマンが、チュンチュに話しかけています。どうやら「次の王様は(史実通りに)別の女性に譲り、お前はそのあとで、・・・」とか何とか伝えているようです。(どなたかのブログにその場面の説明がありました。)
で、それは遺志?であり、王命である、と言っているようです。
それを聞いたチュンチュは最後に椅子から立ち上がって「お受けします」と言っています。(アルチョンと同じ。)
このあと、例の崖の場面に行く様子が収められていますが、この場所が知りたいです! ちらっとカメラがその先や周囲を写すのですが、ひょっとしてやっぱり南山のどこかかな?と思いました。崖の先に、例の磨崖仏が見えたような??・・・
とにかく、You Tube 恐るべし、と思いました。(笑)
最後に、英語字幕についてですが、日本語版を(何度も)見て、話の展開が分かっているかたにのみお勧めします。(といっても買えるのは現地か、韓国物品販売のネット上のHPからのみですが。)
というのは、私が言うのもなんですが、誤訳のオンパレードで、さらに英語自体も随分間違っています。一番ひどいのは、主語まで間違っていることです。(複数個所。)
多分、英語圏でDVDを買ってまでこのドラマを見ようという人は多くないでしょうから、翻訳の予算が非常に低かったのではないかと思います。
勿論、文化・歴史の違いから、無理な部分も多々ありますが。
思わず、私が直してあげようか、と突っ込みを入れたくなりましたが、「毒をもった人間(チュンチュのセリフ)」や、「同じ船に載せる(ピダムを巻き込むこと)」など、どう訳すと一番しっくりくるかなあと思いながら見ていたら、やっぱりこれは簡単にはいかないなとつくづく思いました。
そんなことを考えながら、吹き替え・字幕からだけでも、長く密接な、韓国と日本の深い深い関係を痛感しました。日本語と韓国語、これだけ近い言葉はないでしょう。少なくとも私にとっては、漢文的に文字を連ねた場合はともかく、会話や文字を読み書きするという点では、韓国語(ハングル)ほど「楽な」外国語はありません。英語とついつい比較してしまいますが、まるで同じ国の離れた地方同士の「方言」のような近さです。当然といえば当然でしょうけれど・・・。
せっかくの機会なので、4月からのNHKのテキストを定期購読することにしました。ラジオ・テレビで済む範囲でも、きっと随分と役に立つことでしょう。
さて、秋にはまた韓国へGo! (カジャ~!!)
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