3割神話?2011/04/12 00:18

「電力は、今既に3割も原子力に依存しているのだから、原発を今すぐ止めるのは非現実的だ!」というもっともらしい主張に惑わされていませんか?

本当に詳しく調べれば、現状で東電の原発を止めたとして、電力が不足するのは真夏の昼ごろの数時間だけです。
猛暑の夏ですから、我慢するのは非現実的かもしれません。お年寄りや暑さに弱い病気の人は、冷房の利いた部屋にいて構わないでしょう。それでも、従来より1度、設定温度をあげれば節電になります。
また、健康な大人は極力我慢し、会社や学校では、半袖など極力衣服でも調整できるはずです。

しかし、エアコンというのは、実は室外機から大変な熱を放出していますから、各家庭で稼働台数を1台に限ったり、極力止めるだけで、実は外気温も少しは下がるのではないかと思います。

私は、原子力は決して平和利用できないし、原発は非人間的な労働環境と思いますから、脱原発です。今の湯水のような電力の使いすぎを改めるだけでも随分変わってくるでしょう。
放射能と言うとてつもない負の遺産を子子孫孫引き継ぐ(プルトニウムの半減期は2万年以上です!)のと、節電に極力努めるのとは、「究極の選択」にもならないでしょう。

私たちは、知らな過ぎました。いや、分かっていても知ろうとしない、あるいは動こうとしませんでした。
でも、現実に我が身に降りかかってきた時こそ、腰を上げるときでしょう。
福島や岩手などの被災地の方の声を待つまでもなく、原発をなくすのが先で、代替エネルギーを考えるのはその次だと思います。
いや、実際にはこの「計画停電」を実施してみて、ある程度の予測ができました。やろうと思えばもっと上手に節電可能だと思います。
経済の停滞はやむを得ないでしょう。生死の問題と経済効率とは比較の対象にならないからです。

当たり前と思っていること、変えられないと思っていること、その「常識」を捨てることから始まると思いませんか。
原発を許してしまったのはどこかの知らない人たちではなく、政治家任せ、見て見ぬふりをしてきた自分だと思っています。遅まきながら、少しだけでもできることから声を上げようと思っています。
こんなネットの片隅から声をあげることもその1歩と思います。

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