韓国民俗村2013/10/26 10:11

最終日には韓国民俗村 (한국 민속촌 )へ行ってきました。
約30万坪の敷地に朝鮮時代の伝統家屋260軒が立ち並び、生活文化を知ることのできるテーマパークになっています。
そして、しばしば時代劇の撮影も行われる場所です。ここで撮影した場面では、ドラマを見ていると右下にクレジット(한국 민속촌 )が出るので気付きます。NHKBSで放送した『太陽を抱く月』、現在放送中の『馬医』を始め、チャングムや善徳女王、チェオクの剣、アラン使道伝など枚挙にいとまがありません。

ドラマの撮影場所が分かるようになっています。
ちょうど、歴史劇祭りの開催中でした。

南部地方のお屋敷



ドラマの撮影場面と撮影場所の掲示が随所にあります。



上記の場面はこのお寺だそうです。


「役所」です。善徳女王では、アルチョンが天明王女を荷車に載せて引いてきたところ、アラン使道伝ではそのまま役所として出てきます。(ただし、この門の中に使道の屋敷はありませんでした。)

こんなところに「使道」が・・・。(笑)

川を挟んでいくつか橋がかかっています。


時間になると、様々なイベントが行われます。
まずは10:30の農楽。帽子についた紐を巧みに操ります。
これが予想以上の迫力で、これを見ただけで入場料の元は十分回収できた感じです。必見ですね。

農楽の後は、隣で綱渡りです。
地味ですが凄い技です。映画『王の男」での綱渡りは、この方の指導でしょうか。(代役も?)

同じく「王の男」でも象徴的に扱われていましたが、韓国には仮面劇があります。その仮面がとてもユニークで、非常に関心があります。この仮面劇や伝統家屋のある安東・ハフェマウル にも行きたかったのですが、それは次の機会に・・・。

地方によって特徴があるのですね。
「太陽を抱く月」にも仮面をつけて踊るシーンがありましたね。


韓国の伝統芸能をうまく取り入れたヒット映画、『王の男』の展示もありました。村中に沢山の『アラン使道伝』の展示物もあったので、嬉しかったです。

韓国のわらじ。
日本と違い、足袋のつま先が分かれておらず、先端がツンと上を向いているので、それに合わせてわらじのつま先も開いています。


秋ですね~。



1日ゆっくり滞在を楽しむ場所だと思います。飲食の場所も沢山あり、伝統茶や文化体験もいろいろできます。
農楽、綱渡りの他にも馬上武芸や伝統結婚式の再現など、それぞれ1日2回ずつ行われるので、飽きさせません。
何より、ゆったりとした時間が流れ、とても落ち着く場所でした。ドラマファンでなくても韓国の文化を体験できる良い場所だと思います。

展示館や遊園地の利用を含むチケットは大人1人20000W, 民俗村観覧だけだと15000Wです。(私たちは観光局のサイトで割引券を見つけ、15000Wを10000Wで見ました。)
朝9:30~となっていたのですが、日曜日だったせいか、9:15に着いた時には既に開いていました。大きなロッカーも入ってすぐ左手にあります。

行き方は簡単な順に書きますね。


①前日に水原に泊まるか、朝早くソウルを出て水原駅に朝9時15分ごろまでに到着してください。
<ソウル→水原>
地下鉄1号線を利用して水原(スウォン 수원)まで。(ソウル駅からは仁川 インチョン 方面行きと九老駅で分かれるので行き先を確認して下さい。)約1時間かかります。
次に、駅前の観光案内所で民俗村の入場券を買って、そこで無料のシャトルバス往復券を貰い、乗り場も教えてもらってください。→シャトルバスで30分。帰りの便もあります。(時間を確認!本数が非常に少ないです。)

②水原からタクシーで。
韓国民俗村 (한국 민속촌 )  と書いた紙を見せればOKです。早くて確実です。15分位で14000Wでした。

 
③水原駅前から路線バス 37番で民俗村へ。
所要約50分、W1200
駅前から行き先を確認して乗れば大丈夫でしょう。
しかし・・・我々は思わぬ経験をし、全然違う方向へ連れて行かれた上に「終点だから降りろ」と言われ、結局また水原駅まで戻って、時間切れで駅で降りてタクシーを利用しました。
番号や行き先表示で確認できたのに、なぜ?!と思いましたが、バスの表示は始発~終点ではなく、それぞれのエリアを表示しているようで、これではハングルが読めても無駄でした。乗る時に再度確認が必要ですね。
宿の近くのバス停から乗ったのもまずかったかもしれませんが・・・。

④ソウル江南から路線バスで民俗村へ。
これはなかなか難しいです。というのは、乗り場がそれぞれ終点・始発でなく、降りる場所の名前に民俗村が入っていないため、初めて行く時は難しいです。帰りに受付で教えてもらえば、帰路の利用は可能かもしれませんが、ソウル市内にもどってからもバスの案内を聞き取れないとまた水原に連れ戻されそうです(笑)。もっとも、「カンナムStation」という英語放送は入りました。ここで降りれば地下鉄江南駅至近です。

ただ、利用できれば安くて早くて一番良い方法です。1時間弱乗るのに何と2100Wなのですから。(200円程度。)5001-1の赤いバスです。
ガッツのある方はお試しください。ソウル江南からの乗り場もいくつも並んでいるの確認が必要です。さらに、行き先も 한국 민속촌  かどうか念のためご確認くださいね!
私も何となくバスターミナルに着くような錯覚をしていて、あれ、今、江南駅って言ったけど??と思っているうちに降りそびれました。(笑)
民俗村からの乗り場は、入口の門に立って駐車場方向を見た時、左手に道路があります。その道路の手前側、(その道路を渡らずに済む側)にあるバス停から乗ればOKです。5001-1と言う番号と、江南駅という表示があるので確認できます。

ここもまた訪れたい場所になりました。
時間を気にせずゆっくり散策し、イベントも見たいです。
ドラマファンでなくともお勧めですよ!

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://flora.asablo.jp/blog/2013/10/26/7023709/tb