韓国 河回村 (世界遺産)2015/03/10 00:19

ソウルから世界遺産の安東の河回村に行きました。
安東はソウルからもプサンからも同じ位時間がかかります。まずは、ソウルからの行き方からご案内します。
①地下鉄2号線 江辺(カンビョン)駅の出口4番を出て横断歩道を渡るとすぐにあるのが、東ソウル(トンソウル)バスターミナル。ここで安東(アンドン)と言ってバス券を買います。かなり頻繁に出ています。
あるいは、このハングルをコピーして窓口に出して下さい。 
안동 ←(アンドン)    W16,500でした。 所要3時間程度。
②着くのは安東の市外バスターミナル。バスはまだ先の目的地に行くので、「アンドンの人降りて下さい」と言われますが、3時間近く乗って初めて降りるバスターミナルなので分かります。
③この後、直に河回村まで行くなら、ここで乗り換えますが、建物を出て、建物から近い方のバス乗り場に移動します。(後述のバス乗り場とここの2か所のみなので分かります。)表示があるので確認して下さい。46番バスに乗って終点です。
④翌日河回村に行くなら、市内に行動します。
一番お勧めは、建物を出るとすぐにずらっと並んでいるタクシーです。目的地のハングルを書いたメモを渡せばOKですね。10分位で行くと思います。
市バスで行く場合には、建物を出て、タクシー乗り場(ターミナルの建物側)とは反対側(道路を横断。)に渡り、すぐ右側にバス乗り場があるので、1番と2番のバスに乗ります。
車内には電光掲示板があり、英語表示が出るので、例えば安東駅ならAndong Stationと出ますから、それで確認し、ベルを鳴らします。あちこち寄りながら行くので30分近くかかります。駅の1つ前、右側に大きなHomePlusの建物が見えたらそこで降りると市内に近いでしょう。確か、kyobo(キョボ)生命ビル前 とか何とか言う名前でした。(KYOBO生命ビル前なので。)
翌日は、このKYOBO生命ビルの通りを挟んだ向こう側がバス乗り場です。
河回村(ハフェ・マウル、実際の発音はハウェ・マウル。)行きの時刻表が出てきます。(注:マジックで直してあるように、10:10でした。)

これがその時刻表のあるバス乗り場です。ただし、バスがずらっと並んでいて、46番バスがそのバス停より2台位手前で、15分以上前から停まっていることもあるので要注意です。拡大できます。↓
青い大きな文字は「ハフェ(河回)、ピョンサン(屏山)(46番)」です。

時刻表の読み方ですが、
06:20, 07:50 ・・・のある左側の列がここ安東からの発車時刻、右側は現地からの出発時間です。つまり、19:10が現地の最終バスの発車時刻です。
このうち、7:50,11:00,14:20発は屏山書院(ピョンサンソウォン)経由です。河回村終点の前に20分程停車するようです。その間に駆け足で見て、また乗るのがベストです。(でないと、自分でタクシーを呼んで、河回村へ行かなければならなくなります。)

バスはこちら。小さく46という数字を書いたボードが正面の窓の中央下部に見えますか。



私が載ったのは10:10のバスで、10:55に着きました。往路は全員ここで降ろされます。(なお、復路は、村の中から直接この46番バスに乗れます。勿論、往路で降りたところや仮面劇場からすぐのところにも停まります。)

ここにあるのは広い駐車場、食堂街(2,3軒)、仮面博物館(W2000)、トイレ、案内所です。ここでチケットを買って、さらに無料のシャトルバスに乗りかえて村の入り口に着きます。田舎の道の向こうに見えてきます。

案内板の右側に河があり、その向こうの小高いところが芙蓉台(プヨンデ)です。

プヨンデを望む。渡し船で行ってから、右側から登って行くそうです。かなり時間がかかるし、人が少なかったので舟が希望の時間に動いてくれるか不明なので諦めました。(人数が集まれば運行されるようです。)
上から見るとまさに馬蹄形に川が村を取り囲む様子が見えるそうです。
(それが河回という名前の由来だとか。)


村の中で実際に人々が暮らしており、その中でいくつかの建物が公開されています。(公開されている場所は、住んでいない所も多いです。)


それぞれ、「○○邸」のように分岐からの案内板と、邸宅前に説明書きがありますが、ハングルと英語のみです。入り口で貰った日本語版パンフとつき合わせて見学しますが、そのイラストがちょっとデフォルメ気味で、迷ったりしました。


でもまあ、この日は金曜日で人が少なく、タイムスリップしたようでした。


村の真ん中に巨木がありました。迷路のような道を抜けると出会えます。


村の中は民宿の看板だらけ。ちょっと興ざめしました。

食事する場所が全くない(お茶だけ。)ので、シャトルバスで一旦戻って食事をして、またシャトルバスで村に戻りました。降りたところのすぐ先の左側にあるトイレ舎を先に進むと新しいく綺麗な建物があり、そこで仮面劇を上演します。
(河回別神굿 탈놀이伝授教育館にて)
毎日ではありませんが、金曜日も上演されていました。午後2時から4~50分の上演です。


最初は牛さんが登場。この牛さん、曲者です(笑)。


破戒僧と遊女とのやりとり。


ソンビ(学者)、遊女、両班(ヤンバン)などによる踊りと掛け合い。


(これは、大ヒット映画、「王の男」を見てからだと感慨も深いです。)

この劇を見るのは無料なので、是非上演日、2時に合わせてお出かけでください。素朴で楽しい民衆劇です。日本語のパンフ(W2000)もあります。流石に言葉は訛りもあって1、2割位しか分かりませんでしたが、楽しかったです。

村の入り口にある仮面博物館には、バス待ちの時間の制約があったので、駆け足でしたが、1階の韓国の仮面だけ見てきました。(他は各国の仮面の展示あり)。 お土産コーナーで仮面の本を買ってきました。
この仮面とてもユニークでいつもとても気になります。
日本と似ているものもありますが(翁の顔など)、全く違う表情のものも多く、本当に興味深いです。



ちなみに、この村は有力な柳(リュ)氏一族の集う村なのですが、ここに有名な俳優 柳時元(リュ・シウォン)さんの実家があるそうです。
が、案内所で貰ったパンフには載っていないので、見落としてしまいました。まあ、ファンでもないので別に構わなかったのですが(笑)。

この後、満足して安東に戻ったのですが、欲を出したのが間違いのもとだったかも・・・(この後はHPの方の旅行記で・・・。)
つづく。

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